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ローンを組むと必要になる諸費用 印紙税
公団資金以外は最初に必要になります。ローン契約書作成時に、印紙を貼付して納税します。金額はローンの借入金額によって変わります。
登録免許税(抵当権設定費用)
公庫融資、公団資金の直接融資以外は最初に必要です。
ローンを組んだ場合、抵当権設定を登記することになるので、その時にかかる税金です。ただし公庫融資、財形の直接融資は非課税になります。
登録免許税は通常、借入金額の0.4%ですが、住宅政策による軽減措置で一定の条件を満たす住宅であれば0.1%になります。
司法書士への代行報酬
前述の抵当権設定をする時に、司法書士へ支払う代行手数料です。
報酬額は債権額で決まりますが、3万円くらいと考えておけばいいでしょう。
登録免許税が非課税となる公庫融資でも、この代行報酬は最初に必要になります。
不動産取得税
土地・建物を取得したときにかかる税金です。
固定資産税評価額で計算されます。
保証料(不要な場合あり)
ローンを組む際に、連帯保証人に代わって、保証会社に保証を依頼する場合に支払う費用です。
公庫融資や一部民間ローンでは保証人を用意することができれば支払う必要はありません。
保証料は借入額と返済期間で決まりますが、ローンのプランによっても大きく異なります。
保証会社事務取扱手数料(不要な場合あり)
民間ローンを利用する場合で保証会社に保証を依頼する際、支払う事務手数料です。
金融機関経由で支払います。金額は約3万円が相場であることが多いです。
団体信用生命保険特約料(不要な場合あり)
住宅ローンを組む場合、借入者が死亡等の理由で返済不能になった時に、残債にあてるための生命保険に加入します。そのための保険料です。残された家族に返済の負担がかからないように加入します。
保険料は借入金額と返済期間で決まります。団体扱いなので保険料は一般の生命保険より安く設定されています。ただし、確定申告の生命保険料控除の対象にはなりません。
公庫融資では保険への加入は必須ではありませんが、万一の場合を考え、大部分の人が加入します。民間ローンでは加入が義務付けられているものがほとんどですが、多く場合には最初から金利に保険料分が含まれていることが多いので、別途支払は不要です。
金利に保険料が含まれている場合には、銀行のローン説明書などに「保険料は銀行負担」と記されていますので確認してみましょう。
火災保険・地震保険(不要な場合あり)
火災保険は一部民間ローンでは必須でないところもありますが、通常どのローンでも加入を勧められます。保険金額は借入金額以上で契約する必要があります。
保険料は建物の条件によって大きく変わりますので、住宅の種類で比較して確認する必要があります。
また、火災保険では、地震によって発生した火災に対して保険金は支払われないので、地震が起こりやすい地域では特約地震保険を付けた方が安心です。特に近年、地震が多発しているので、安全のためにもぜひ加入しておいた方がいいでしょう。